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徳川家康と能 暫定版
 こんにちは。
 最近、お気に入りの架空戦記Pたちが創作について語ってくれて感涙なgase2です。

 糸冬Pの長文の「語り」に感動していたところ、なんと文中に自分(gase2)の名前が! こういう時のためのトラックバックだと思うので、使わせてもらいます!
 ***

 詳細は糸冬Pのエントリを参照してもらうとして、私が語るべきは「徳川家康の能が上手かったか」でしょうか。自分は日本史が全然分からない(大学の学部は文系だったくせに、高校では理系で世界史しか取ってなかった)ので、あまり詳しくないのですが、知ってる範囲で。

 結論から言うと、そこそこ上手かったと思います。
 ただ、「家康の能が上手かった」という直接的な記述は自分の知る限りないので、あくまで状況証拠のみです。

 まず、今川家の人質時代に、能を習ってたそうです。
 次に、大人になってから下間仲孝が家康に能を教えたという記述があったと思います。下間仲孝は金春流の秘伝を全て会得した人なので、家康も何か教えてもらえたかもしれませんね。
 あと、豊臣秀吉・前田利家・徳川家康の三人で狂言を演じたというウソみたいな記録が実在するので、多分、それなりに舞台慣れしてたと思います。

 ただ、個人的に気になるのは家康の流派ですね。秀吉は金春流なんですが、家康が何だったかは分かりません。彼が保護したのは観世流なんですが、先述の下間仲孝は金春流なんで、両方できたのかもしれません。

 あとは現代の音楽に合わせて舞うことが可能か、ですが・・・そもそも家康が能の上手だとしても、「日本のディスコで」実力を発揮できたかというと、ちょっと難しいかな、と思います。
 たとえばパラパラなどは、日本の狭いディスコで、あまり場所を取らない踊りとして発達したものであると言われています。
 それに対して能は、立ち止まって行う「型」と、広い舞台の上を歩く「ハコビ」によって構成されます。
 たとえば、曲の一場面で、舞台の上をどう動くかというと、下の俯瞰画像のようになります。
 ハコビ
 この図の正方形の一片が三間(約6m)なので、能をそのまま応用して日本のディスコで舞うのは厳しそうです。でも人波を掻き分けながら舞うのもアリかもしれませんし、無理とは言えませんね。ステージみたいなものがあればベストかな、とも思いますが・・・ディスコで踊るなら、やはり人に囲まれてその場で踊るのが自然な気もしますし、なんとも言えません。

 場所の問題さえクリアできれば、家康が能の上手なら、現代の音楽に合わせて舞うことは十分可能だと思います。能も分かりにくいですが基本8ビートですし、速い曲ではかなり素早い動きも要求されるので、大丈夫でしょう。
 ただ・・・ほとんど動かずに、その場で舞うとなると厳しいです。いちおう、約1m四方くらいの狭い空間で舞う能もありますが(『唐船(とうせん)』)、それは普通の能の動きをそのまま縮尺しただけなので、あまり面白いものではありません(ただし絶賛する人もいます)。やはり現代のディスコに集うような人々に向かってやるなら、派手な所作を中心にやるしかないでしょう。
 派手な所作といえば、「飛廻り」なんかでしょうか。その場で空中に飛び上がり、水平方向に一回転します。私は宝生流なので実はもうちょっとしょぼいのですが、家康の好きな観世流なら、かなり綺麗に飛びます。
 他には刀を振り回す型があります。装束と面を付ける本番の能では模造刀を使いますが、我々素人が演じる時は、閉じた扇の羽の部分を持って刀に見立てます。刀を使う型で私の好きなのは、「両手組ミ伏シ」というのがありますね。修羅道に堕ちた武将が地獄で刃に刺されて苦しむ様を表した型です。左手に扇、右手に刀(あるいはもう一本の閉じた扇)を持ち、刀で自分の左脇腹を突き刺すように、両腕を胸の前でクロスし、そのまま崩れるように膝を付く型です。ちょっと中二っぽい型ですが、上手い人がやるとかなりカッコイイです。
 そういう派手な型を中心に組み立てれば、家康が相当の能の上手ならば、なんとか現代の人が「おおっ」と思うものをやれるかもしれませんね。

 あとは能の舞でいくなら、まず扇はどうするのか、なんてのもありますね。まあ九十年代の日本であれば、現地調達が可能でしょうけどw アレを扇と呼んで・・・扇だよなあw まあ、扇じゃなくて扇子でもなんとかなるかもしれません。

 ***

 自分に今分かる範囲ではこんな感じでしょうか。
 しかし糸冬Pの記事、UPされたの、昨日の深夜じゃないですか! 今日の朝分かってれば、図書館で調べてこれたのに・・・悔しい!w ま、次に行く時調べて来ます。

 来週調べるつもりなのはこの本なんかですね。蔵書検索したところ県立図書館にあるみたいです。でも、多分秀吉が記述の中心だと思うんで、家康についてどこまで分かるかは不安ですね。

 秀吉関連なら、面白い話はいくらでもあるんですが。秀吉は『明智討(あけちうち)』とかいう曲を作らせて、劇中の秀吉を自ら演じて悦に入っていたそうで、相当の能バカだったようですw
 さらには彼が能を演じてる時、当時の観世太夫(観世流の宗家)が居眠りをしたのに激怒して、領地没収とかもしていたはずです。まあ、その頃からもう、能は眠かったんですねw 現代の我々から見れば、ホッとするエピソードでもあります。

 自分が能談義をやると止まらないので、今日はこれくらいにしときます。
 また、情報が入ったら続報ということで。

 では!
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さっそくに記事を書いていただき、大変ありがとうございました。
いろいろと参考になりました。
元ネタのドラマでは剣舞めいた所作をみせていましたが、実際に刀(模造刀)を使う演目もあるとは知りませんでした。

ただ、現代を舞台にしても、いかに芸能界といえどもおそらく通じた人が身近にいないと思われるので、
「あ、あの動きは観世流!」
「知っているのか千早!?」
みたいなことが出来ないのが残念です。

こうなったら是非ともノベマスで作りたいのですが、あとはどうやって立ち絵を調達するべきか。
糸冬 | URL | 2009/08/09/Sun 21:21 [編集]
 あ、すいません、会社から失礼しますw

 ドラマでは剣舞だったんですか。剣舞は剣舞でいろいろ流派があるから難しいですね。また、舞踊ではなくて剣術の新影流の型を応用したとも見れそうで、なかなか奥が深いお題です。家康が武術に優れてたことはニコニコでも知ってる人が多いと思うので、そっちのほうのネタを使ったほうが分かりやすいかもしれませんね。

 あとまあ自分で書いといてなんですが、やっぱり出来上がったものが作品として面白ければいいんで、細かい部分は、適当に誤魔化してもいいと思います。ま、Pはあれだけの知識を持ちながら「俺はこんなに物知りだ」に終わらない作品を作れる方なんで、蛇足だとは思いますが、念のためw

 では!
gase2 | URL | 2009/08/10/Mon 10:38 [編集]
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