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不死鳥は二度羽ばたくか
 糸冬Pの新作来ました。その名も「美希は時のかなたへ・第一話」。これはすごいですよ。展開次第でもう一度神の頂へ我々を連れて行ってくれるかもしれません。この第一回とタイトルから生まれる今後の展開の妄想は尽きないんですが、とりあえず気の付いた点だけ。

 まず、冒頭の説明文は、エフェクトのせいもあって「孫策兵法」を思い出します。しかし、あの作風で行くのかと思いきや、続く戦闘の描写では「伊織幻戦記」の、特に終盤を想起させる文章が流れます。ただしフォントがゴシックであるせいもあって、雰囲気はよりライトになり、さらに幻戦記の特徴だった長めの台詞は採用されず、歯切れのよい短めの文章でテンポ重視の進め方をします。糸冬Pの見せる芸風の「幅」に、自分はちょっと嬉しくなりました。
 そして美希覚醒コミュのシーンからは、おそらく糸冬Pが初めて描く、「アイドルマスターの世界」が提示されます。一般的なノベマスと同じ世界観で行くことになるわけですが、相変わらずBGMは長めに流し、独特の落ち着いた夜の雰囲気を出しています。ト・アルPなんか思い出してしまうくらいです。小鳥さんや美希の扱いも堂に入ったもので、戦国武将の扱いばかりが上手いわけではないのだと分かります。やはりこの人は、アイマスキャラの表現も上手かったんですね。今さらですが、そんなことを再確認してしまいました。

 心配な点は二つ。
 まず、元康の顔グラがないのと、元康のこれといった「キャラ」がまだ公表されていないため、既に視聴者の脳内で強烈に個性付けられたアイマスキャラたちに埋もれてしまいそうで怖いこと。
 二つ目はそれとほぼ同義ですが、アイマス分がかろうじて保たれた幻戦記と比べて、今度は戦国分がかろうじて保たれる作品になるのではないかということ。そしてその場合、現時点で我々が視聴した限りの元康のキャラでは、それを保ちきれるのか不安になるということです。
 特に二つ目の点は深刻で、幻戦記では視聴者が戦国の世界観に染まりきった結果、上位世界という「異物」を受け入れきれず、一部の読者が暴動を起こす結果になってしまいました。
 そして今回の作品でも、元康がアイマス世界の中で「異物」になってしまう可能性は常に存在します。アイドルや社長やPたちだけのやり取りのほうが面白い、元康がいちいち割って入るのは邪魔・・・そうなる危険性を常に背負った作品になる可能性があるのです。これはアイマスキャラの描写が予想以上に上手いだけに、余計気になります。

 このままキャラを固めず、アイドルマスターのキャラたちが物語を織り成す理由としてのみ、文字通り影として、元康は存在し続けるのかもしれません。あるいは何か変化があるのか・・・いずれにしろ、自分にとっては目の離せないシリーズになりそうです。なぜなら幻戦記と違って、今回はリアルタイムだからです。新たな伝説を見ることになるのか、あるいは悲しい結末を迎えてしまうのか。確かなことは、それがim@s架空戦記の歴史の1ページに他ならないということです。勇気を出して、このページをめくり、一つの物語の終わりを見たい。今はそんな気持ちでしょうか。まとまらなくてすいません。

 ***

 書いてて思ったんですが、糸冬Pの作品は賞賛しやすいですねw 理知的な作風のおかげか、批評的な文章の流れの中でも、長所が文字で表しやすいPなのだと思います。庭上げPやSevenSlotPの作品も、こんな感じで語れたら・・・と思います。精進しないとダメですね。
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