iM@S架空戦記を中心としたニコマスの感想サイトです。

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【非アイマス】イトーヨーカドー価格誤表記事件
 イトーヨーカドーの通販サイトが値段を間違えて激安に設定してしまい、VIPPERによって大量に購入されてしまうという事件が起きました。刑法は知らないのでなんとも言えませんが、自分に分かる範囲で、民法の観点からだけ。
 ***

 実はこの事件、二回起きており、一回目はなんとわずか2ヶ月ほど前に起きてます。これで話がややこしくなってます。

 一回目は、契約がどうとか言ってる人もいますが、当然錯誤無効(民法95条)で無効にできます。ところがイトーヨーカドー、一回目の誤表記の際、VIPPERにたかられまくったにも関わらず、全品そのまま発送ということをやってしまいました。この対応は、この失敗が一度限りならありだったかもしれませんが、二回起こってしまったので面倒なことに。

 二回目ですが、2ヶ月も経たないうちに全く同じミスをしてしまったため、こちらは95条に定める重過失にあたるんではないでしょうか。これが裁判所に「著しい過失」と認められてしまうと、無効にできません。しかし、こちらは無効にできない(※訂正 無効にできます。理由は後述)にも関わらず、2000円で勘弁してくれという意思表示をしてきました。これは当然契約の申し入れであって、買い手の承諾がないと成立しないはずですが、「黙示の承諾」ということで終わらせようということなのかもしれません。

 問題は民法から見て、VIPPERの大量購入が不法行為を形成するかどうかですね。しかし、実際の掲示板のやり取りを見ていると、明らかに損害を与えることを面白がっているフシがあるので、これは不法行為にできるでしょう。なにより、相手の錯誤に対する背信的悪意があります。ただ、それでも(どんなに下劣だろうと)お客さんに対して損害賠償というのはいかにもイメージが悪いので、こういう形に落ち着いたのではないでしょうか。当然弁護士には相談しているでしょうから、どんな判断がされたのか気になるところではあります。

 ただ、商慣習からしてこういう相手を出し抜くような取引が認められるのかが気になりますね。そもそもVIPPERたちの購入は、転売を目的とした投機購買がいくつか見受けられるので、その場合は絶対的商行為ですから商人とみなされるわけです。すると商法が民法より優先的に適用されるんですが、こういう売買は商法では違法なのか、ちょっと自分には知識が足りなくて分かりません。

 ま、素人の意見はこんなところです。商法の判例をもうちょっと勉強しておけばと思いました。

■12/11訂正
 VIPPERたちは購入の際、その価格が間違ってつけられたものであると知った上で投機購買しており、これは悪意です。そして錯誤の場合、相手方がその錯誤について悪意であれば、無効にできるの通説です。さらに購入にあたっては、イトーヨーカドーが損害を被るのを面白がっている形跡があり、本文中にも書きましたがこれは背信的悪意とみなせるので、買い手であるVIPPERたちを保護する必要は全くなく、これらの契約はすべて無効にできるでしょう。
スポンサーサイト

コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL

Copyright © 白雅雪blog. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。