iM@S架空戦記を中心としたニコマスの感想サイトです。

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『@ Minefield』 mission-17 後編
 架空戦記で最も熱い男、ケントゥリオPが吠えてますねw いや、あんまりネガティブなことを言っちゃいかんというのはその通りだと思います。自分も前回「末期」という言葉を書いた時、何度も消そうか迷いました。言っちゃいけない、書いちゃいけないという気持ちは、私にもありました。予言の自己成就が起こる可能性もありますからね。「土地の値段が上がるんじゃないか」と国民の多数が信じれば、我先にと土地が買われ、需要と供給の関係で土地の値段が本当に上がる。買った人は土地を売れば利益が出るので儲かって、「土地を買えば値段が上がって儲かる」という事実が出来てしまい、また土地が買われる…という現象が起こるわけです。でもそれは実体経済に基づくものではなく、ただ「期待」という共同幻想だけがバブルを支えているので、皆が「もう上がらないのでは?」と思い始めると、そこでバブルは終わってしまう。
 しかし自分が思うに、ニコマスの「隆盛」は、このような共同幻想に基づくバブルであったとは思いません。やはり技術の進歩なり、新しい公式ネタの供給なりの「実体経済の成長」があったからでしょう。だからここまでのニコマスの道のりはあくまで健全なものであって、数あるゲームの中でアイマスが選ばれたのが「偶然」とかでは決してないと思います。少なくとも、ただのバブル経済ではなかった。
 ではひるがえって、現在の「衰退」はどうか。こちらは「バブル衰退」とでも言いましょうか、「実体的な衰退」が見当たらないようにも思います。技術が高まりすぎてもうどうにもならない…ようには、素人目には見えません。技術より個人的な才能に依拠するノベル系が堅調なので、技術のインフレがその対極としてPVが減った原因だと思われているのかもしれませんが、自分はPVの「数が減った」だけで、それが「衰退」かというと、必ずしもそうとは思いません。単に技術が上がって、作るのに掛かる時間が増え、作品発表間のスパンが長くなったのが一つの原因ではないでしょうか。ノベル系が目立つのは、動画を作るのに掛かる時間が、数年前と大して変わってないのが原因だと思います。PVに関しては、技術が上がった結果、毎日見るものから、たまに見るものに変わったのかなと。「技術がインフレしすぎてもう作れなくなった」のとは違うと思います。
 あとケントゥリオPはランキングに惑わされるなと言ってますが、これも一理あります。ゲームカテゴリにいた時は、ランキングに乗るアイマス動画なんて10前後だったように思います。広告の影響がなかった昔のシステムだと、どうしてもPVばかりが上がってしまって、大部分のノベルは沈んでたわけですが、ひょっとしたら、昔からアイマスって、こんな風にノベルばっかりだったのかもしれません。ゲームカテゴリだとPVしか見ない人が多いはずなので、PVに再生数が集まってPVばかり上がっていたのではないでしょうか。
 さて、ここまではケントゥリオPに同意してきましたが、一つだけ同意できないのは、やはりこの状況が「俺にとっては衰退」という人がいるんじゃないかということです。作品自体は相変わらずいいものが揃ってるのに、カテゴリの雰囲気自体が地盤沈下していく「バブル衰退」である以上、「みんなが『ニコマスは面白い!』と思えば本当に面白くなる」というのは、もちろん一定の効果はあるでしょう。ただ皆が自発的に「衰退」と言うのをやめるならいいんですが、無言の圧力で監視し合う隣組のようになってしまうと、ニコマスに残って自分の感情をそのままコメに書けなくなるのが苦痛になり、かえって人が減るかもしれません。「日本が嫌なら出てけ」と言われても出て行かない人がほとんどですが、「嫌ならニコマスに来るな」と言われると、ただアイマスの動画をクリックしなければいいだけなので、このカテゴリを去る人も出るでしょう。最悪の場合、アンチになる可能性もあります。
 「冬の時代」と言う人の気持もよく分かりますので、そう思う人は、そう思っておけばいいのではないでしょうか。幸い隔離されているので、他のジャンルから「ニコマス終わったな」とコメに書かれることもほとんどありません。自分は「ニコマスは終わってない!」と叫ぶより、「冬来たりなば、春遠からじ」の精神で、淡々と受け止めている感じです。まあ地味になったなとは思いますが、このまましぼんで終りだなどとは、全く考えていません。おそらく基本的にはノベルで埋まりつつも、長いスパンを開けて、時折とんでもないPVが降臨するスタイルになるのではないでしょうか。何度かそういうことが実際に起こってくれれば、また人の見る目も変わってくると思います。

 蛇足ですが、私は100%、今のニコマスが「バブル衰退」だとは思っていません。といってもそれはシステム的なもので、やはり隔離は効いてるでしょう。たまにアンチが来てもいいから、もっと外部の人にも見てほしいですね。世界の新着はノベル系のやる気を落としたはずなので、ノベル系が増えてる以上、意外と効果は限定的だったようです。
 あと、今の日本の景気も、構造的な問題だと思います。デフレを直したら終りとか、中国製品に高関税を掛けて保護貿易すれば国内産業が儲かるとか、そんな「これ一本で解決」というものはないと思います。というか、前の大戦の歴史を思い出さないのでしょうか。世界的な大不況が起こり、各国がブロック経済という保護貿易を行った結果不況が長期化し、「資本主義の限界」が叫ばれ、知識人はみな社会主義に憧れ、不況の影響が少なかったソ連が賞賛される。民族意識が高まり、国家主導の「景気対策」で完全雇用や労働者への手厚い保障と社会福祉を実現したヒトラーに国民が熱狂する。しかし保護貿易と公共事業でドイツ企業の国際競争力が激減した結果、輸入超過で外貨準備高は枯渇寸前。国債や偽装国債を乱発して雇用や賃金を守った結果、国家財政は破綻寸前。結局、ドイツは戦争するしかなかった…いや、最初から借金を踏み倒すことを分かってて、限界までばらまいたのかもしれません。今の状況は、70年前と実によく似てます。保護貿易や公共事業など、「あらゆる問題は、国がなんとか出来る。だから、なんとかすべきだ」という幻想が強くなりすぎる時、民衆は強すぎる権力を国家に与え、そしてまた悲劇は起こるのではないでしょうか。

 ***

 今日の感想は、テンダスPのフロントミッションの架空戦記、第十七話後編です。もう二週間前に前編は見てたんですが、忙しいのと民主党のニュースでうんざりする毎日が続いてたため、今日やっと後編を見ました。

  

 mission16前編では資本主義批判みたいな表現があったので、「テンダスPとは、戦う運命にあったのかもしれない…」などと一人感傷にひたっていたのですが、今回のように思想が底流に流れている分には、やはりこの人の文章はカッコイイですね。一言で言えばクサイんですが、それもまたよし。「戦国アイドルマスター」の山川出版Pよりも、もう一段階クサイですねw 特にシリアスな台詞は、詩のような独特の韻を踏んで、歌うように喋らせます。能では「台詞は歌うように、歌は台詞のように」と習いますが、まさにそれですね。糸冬Pのように台詞までしっかり「文章」なPもいますが、あくまで「歌」にこだわる(ように見える)テンダスPは、やはり異色であり、貴重な才能であると言えるでしょう。
 ただ、戦闘シーンはちょいちょいとスキップしてしまいました。最近スキップが多くなってます。テンダスPはプレイ動画編集にも独特の感性を持っていますが、やはり強みは文章力でしょう。私が紙芝居好きなだけかもしれませんが、いつか濃密な紙芝居型の架空戦記をやってほしいなと見てて思いました。もっとも、あの調子で15分ずっと紙芝居だと、見てて疲れるかもしれませんけどねw ま、視聴者の妄想です。

 ***

 では、今日は以上です。
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| | 2009/12/22/Tue 06:06 [編集]
■隠しコメの方へ

 こんにちは。どうも、「書いちゃった系」ですいませんw

 架空戦記Pとしての矜持があるんですね。いや、素晴らしいことだと思います。むしろそれくらい、たとえ趣味でも、作ってる時は真剣な想いでやってるというのは、ありがたいことです。ひょっとしたら多くの架空戦記Pが、意識するとしないとに関わらず、同じようなことを感じてるのかもしれませんね。
 「収穫」のたとえでおっしゃるようなことは、やっぱり誰かが言っておかないとダメな気がします。なんかPVより一つ劣ったものという認識は根強いんでしょうね。自分なんかは、前回のシネ☆MADには少し物足りないものがあって、ノベル+PVの構成のものには、架空戦記に「異物」が入っちゃったような感覚すらあったので、あまり優劣は感じてないとは思いますが、それでもあのランキングというやつを見てると、ニコマスがノベル系に「侵食」されているように見えるわけです。これがほとんどPVなら多分「侵食」とは思われないので、失礼な話なんですけどねw ゲームカテゴリ時代の印象に囚われすぎなんでしょうか。
 「ランキング=ニコマスの現状」という認識も問題ですね。「じゃあニコマスって何さ?」と言われると言葉に詰まるんですけどねw まあランキングが一つの視点でしかないことは確かでしょう。今でもランキングを「総合」から「マイリスト」に変えると、上位からノベル系がごっそり落ちますからね。大して昔と変わってないようにも思えるんですが、しかし、なんか「ため息」を感じてしまうのは事実なんですねw 多分原因は複合的なものでしょう。それにガチ系のPVを作るには一ヶ月以上掛かると思うので、今PVが少ないとしたら、作者が一ヶ月以上前に「もう作るのやめた」「しばらく休もう」と思ってないとおかしいんですが、ニコ動(9)以外にその原因となるような出来事はなかったと思うので、自分はやっぱり、ニコ動(9)の影響と、PVの制作スパン長期化説を取りたいと思います。
 新規参入は確かに、Pの仕事じゃないかもしれませんねw ウソm@sなんかはいい感じでしたけど、やっぱりゲームのほうが動いていかないことには、新しい素材が入ってこないわけですから、どれだけ頑張ってもいつかは…ということですね。そう考えると、やはり二次創作は一次作品の「消費」に過ぎないのでは? という疑念が浮かんできますが、そんなこと言ったらほとんどの芸術の流行(「ロマン派」「印象派」など)だって、そのうちしぼんで消えますからね。そもそも「創造」なんてことを出来る奴はいるのか? という話になってくると思います。
 あとは「衰退」を楽しめたら最高ですねw イタリアなんかは不況になる度に巨額の財政出動で景気を支えるので、企業の新陳代謝がなくて新しい産業が全く育たず、借金も多くて「欧州の病人」と呼ばれるほど貧乏なんですが、飯のウマさはフランスを超えて欧州最強、国民はみんな恋とバカンスを満喫しており、自殺と離婚の少なさでは世界のトップをひた走る「幸福先進国」です。自分は資本主義寄りの思想なんですが、追いつけ追い越せの「成長」で食っていけるのは途上国から先進国になる間だけで、そこから先は、アメリカのように自由主義で産業の新陳代謝を高め、新規参入と淘汰のスピードを早めて次世代の産業を生み出し続けるか、イタリアのように「貧乏でいいじゃん」で長期停滞を受け入れるか、どちらかだと思います。私はニコマスでは当分、後者でやってみようかなと思ってますw 幸い、架空戦記が好きなんで、なんとかやっていけそうです。
 今のところはこんな感じです。幸い、昨日の「壁に映った昨日」など、PVも全然元気です。まだまだやっていけると思います。「復活」する必要なんて全然ないので、このままいい方向に行ってくれるといいなと思ってます。

 では、コメントありがとうございました。
gase2 | URL | 2009/12/22/Tue 21:22 [編集]
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