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春香 「壁に映った昨日」 他
 昨日はすいませんでした。ケントゥリオPにしてみたら、「これ以上この話を広げない」ことが一番の望みだったとは思うんですが、ついつい書いてしまいました。まあ、「言霊」という言葉もあるし、あまり暗い言葉を連呼するのはダメですよね。出来るだけ気を付けようと思います。

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 黄身はメロディ 【これはひどい】
 

 ま、予想通りだったんですがw こういうくだらないのもいいですねw


 春香 「壁に映った昨日」
 

 sabishiroPは以前取り上げたことがありますOZAKIPの「目が逢う瞬間」の殺伐Verに、PVを付けた方です。熱いエネルギーはあるんですが、どこか客観的というか、冷めてるというか、そんなクールなスタンスが持ち味のPです。
 彼は「目が逢う瞬間」からすごいとは思っていましたが、しかし、こういう方向に進むとは思ってもみませんでした。「目が逢う瞬間」では抽象的な映像美や躍動感だけで魅せてくれましたが、今回は随分思わせぶりなカット、動作も多く、思い出すのはじゃんPの「樹海の糸」ですね。ただ「樹海の糸」のほうがメッセージが読み取りやすく、やはりこの「壁に映った昨日」のほうが抽象的のような気がします。
 新世紀エヴァンゲリオンに出てくる心象風景のような公園は意味深ですね。しかし1:04で裸足のカット、次に私服春香の膝から上だけを映すことで、「春香が私服で足だけ裸足になっている」というゲームでは再現不可能な映像を、視聴者の脳内に作り出しています。技術というよりアイディア、センスの領域で、上手いなあと思ってしまいますね。ただコメントには「アイマスってこの歩き方が不自然だよな」とあって、それは私も全く同感ですw 人間が実際に歩くには、胸を押し出して重心を前方に移す必要があるので、このように体を後ろに倒したまま歩くのは不自然なんですね。能をやっているだけに、ここは気になりますw もっと綺麗に歩く動作がたくさんあれば、PVの表現の幅も広がるだろうなと思います。
 1:33あたりから、演出が加速します。「目が逢う瞬間」の1:23を思い出しますね。能で言う「ススム」感じです。繰り返し映される春香の影法師が何か言いたげですね。そしてその影が画面外に消ていくのですが、歌はこう言っています。「僕はここから、出られないだけなのです」。それと同時に、思いっきり遠景に引きながら映し出される、公園の真の姿。赤い砂漠の真ん中に、オアシスのように取り残された「公園」。そこに雨が降り、風が吹き、雪が降って、それでも春香は、笑顔で一人ぼっち。出られないのか、出たくないのか。やがて空は歪み、まるでこの世界が侵食されていくかのようですが、春香が何度も回転する動きを繰り返すのが示唆的です。哀れな小羊Pの「レプリカーレ」で、回転が「輪廻」の隠喩として使われていたことを思い出します。そして春香は舞台に戻って、この動画は幕を閉じます。この「全ては舞台の上のアイドルの思い出だった」という構成は、シラカワPなんかを彷彿とさせますね。しかしシラカワPの強く訴えるようなメッセージ性とは少し違って、やはりどこか客観的で、空虚な感覚を覚えます。諦観に近いような、でも感傷主義的でもある、そんな複雑な個性を感じますね。「樹海の糸」や「空想メロウ」のような、圧倒的な構成力と文学性はないんですが、むしろほとばしる情熱や個々の表現がそういった構造的なフレームを逸脱しているところに、この作品の個性と存在価値があるように思います。いや、いい作品でした。

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 では、今日はこの辺で。
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