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The Idol of the Rings 第十九話「闇夜の短剣」後編
 いとしいさかなP
 

 ギャー! これ、見逃してたみたいです・・・。もう二週間も前じゃないですか。ブログやニコレポでチェックしてると、一回スルーした作品を次に見つけるまで、えらい時間が掛かってしまうのが問題ですね。読むブログの数は格段に多くなりましたが・・・。

 動画の感想としては、これは書いていいものか迷いますが、ちょっと不満な点がありましたね。それは「画像が豊富すぎる」ということw 普通は逆でしょ?w 沢山の画像をこまめに切り替えたり、動かしてくれるほうが普通は楽しいし、今はそういう作品が増えてきてます。が、この作品に限っては「絵ではなく、もっといとしいさかなPの『文章』で雰囲気を作ってほしい!」と思ってしまいましたw いや、やっぱり格調高い豊穣な文章が読みたくて見てる作品ですから。絵の動きももちろん面白いんですが、今までのようにあんまり絵が切り替わらないほうが、文章の占める情報量の比率が高まって、彼の文章力が活きてたように思います。
 今回は長い説明があったりして、色々画像を揃える必要があったようにみえるんですが、視覚的な方向に行くにしても、その稀有の文才だけは、なんとか大事にしてほしい。今回の動画を見てると、正直なところ、「IoTRが『普通の作品』になっちゃう!」という恐怖にびびりまくってましたw いや、やっぱり面白いんですよ?w 面白いんですけど、それはあくまで一般的な架空戦記の面白さなのであって、何も鳥が翼を捨ててエラ呼吸を覚える必要はないし、ルビーがダイヤになる必要もないと思ったわけです。
 まあ、要するに視聴者ってのは、嫌な連中なんですよw 一度あるものがいいと思ったら、ずっと同じことを作者に求め続けるんですからね。呂凱Pには「iM@S架空戦記」を、糸冬Pには「戦国系架空戦記」を・・・。だからそんな視聴者が常に正しいわけもなく、このままバリバリ画像を使いつつも文章で魅せる道もあるはずなので、この変化を受け入れるべきなのか強い葛藤を覚えるんですが、現時点では「昔は良かった」に与しておくことにしますw 少なくとも保留ということでw

 一方で、春香さんの描写はよかったですね。いとしいさかなPの魅力はなんといっても異香薫ずるその文章力なので、一見「アイマスへの愛」のような現代的な感性とは対極にいるように思えるのですが、どうしてどうして、アイマスキャラ一人一人の描写はしっかりと原作の雰囲気や口調、口癖をとらえており、アイマスのキャラを愛しているというよりは、むしろ慈しむように、優しく、温かく描く点に特徴があります。「春香が好きだー!」という、いわゆる「愛」よりは、親が子供に対して持つ愛情のようなものを感じますね。いとしいさかなPがキャラに対して注ぐ「視線」の温かさには、それだけで胸にこみ上げる何かを感じることもあります。そしてその無窮の慈愛が、指輪キャラとアイマスキャラの双方に、等しく、些かの差異も、何の衒いもなく注がれていることに気がつく時、我々はここに、二つの世界の祝福された抱擁と接吻を目撃するわけです。この点は架空戦記界においてほとんど唯一無二の隔絶した個性であり、さすがのノベマス界にも、ここまでの人材は二人も三人もいないでしょう。一人の架空戦記ファンとして、鼻高々ですねw
 そして一連の春香の想い人についての言葉は、当然あのドーム成功EDを前提として描かれているわけですが、いとしいさかなPが描くと、この作品の春香はきっと幸せになれるに違いないという、確信に似た強い正の感情を覚えます。いや、閣下化する可能性がゼロではないのですが、いとしいさかなPなら、たとえ鬼と成り果てた春香の姿を描いても、そこには自己投影や憐憫を伴わない、今の春香や、やよいや、伊織や、フロドや、サムや、その他の全ての登場人物に注がれているのと同じ、温かい「視線」があることでしょう。それはこの動画における、フロドの次のような台詞に象徴されています。

あなたにはあなたの背負ったものがおありなのでしょう。
それを軽んずることはないと、私は思いますよ。


 たとえままならぬ浮世の定めにこの身が朽ち果てようとも、それを肯定するでもなく、否定するでもなく、ただ見守ってくれている「誰か」がいるとしたら・・・。我々の苦悩は、随分と和らぐに違いありません。人が「神」なんていう機械を作り出した理由が、よく分かります。しかし、忘れてはならないことは、この動画を作っているいとしいさかなPは、機械でもなく、ましてや神などでもなく、我々と同じ、血の通った人間であるということです。今はその事実に、束の間、心を安らげてもいいのではないでしょうか。
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