iM@S架空戦記を中心としたニコマスの感想サイトです。

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【im@s架空戦記】アドリアの乙女たち 第1話「始動」
 nanasisan氏(P名未定)
 

 かわづPがマイリス登録しているのをニコレポで見たので、見てみました。新作架空戦記です。
 ただでさえ忙しく、最近は「S H IDOLM@STER」を何話か読み進む度に最新作が追加されてしまって、アキレスとカメみたいになってるのであんまり新作架空戦記が見れなくて困ってるんですが、これはちょっと期待してしまう作品です。
 まずシンプルでいいですね。余計なものがほとんどない。架空では今時珍しい純粋紙芝居で、しかも舞台がイタリアなんで、初期の「黒女王春閣下」を思い出します。しかし雰囲気としては、キャラ造形はむしろ一般的なノベマスに近く、キャラ付けも大変オーソドックスで、ニコマスの標準に付け足すものはほとんどありません。最近は架空戦記のキャラ付けも固定化してきたのかとお嘆きの人も多いと思いますが、ここまでサラリとまとめ、かつ標準的なキャラ造形の良さを活かしてくれてると、形式を重んじながらも、その形式の良さを活かしているように思えます。
 形式というのは、形式を満たすことを目標にするから腐敗するのであって、形式を使って何かをするのであれば、それでいいんです。「芸術であること」「能であること」「アイマスへの愛があること」、これらは素晴らしい作品を作る原動力になるからこそ尊いのであって、「芸術であれば、別に作品はつまらなくても構わない」と言い出すと、腐敗が始まる。いや、つまらなくても、芸術として価値のある作品はあるでしょう。しかし、今の芸術界を見ていると、どの作品も「この作品は芸術ですよ」と主張しているように見えるのが、私には苦手なんです。なぜ芸術性を作品が主張するのかといえば、芸術であれば、つまらなくてもいいからです。そこに手段と目的の逆転がある。
 この作品は、寝る美希、脳筋の真、金にうるさい律子、普通な春香、そういった定番通りのことを定番通りに描写してるんですが、何か「またこれか」と思わせない部分があります。そこら辺はヨーゼフPのキャラ造形に近い気もしますが、もうちょっとキャラが熱いというか、キャラの感情的温度が高いと思います。特に律子と真が一端喧嘩するシーンは、私は最近アイドル同士が争うシーンをあんまり架空戦記で見てなかった気がするので、ちょっと新鮮でしたね。コメでも「少し不安だった」という人がいて、架空戦記を見る人は、アイドル同士の不和にかなり敏感なことがうかがえます。こういう「不和→和解」というのは、「幻戦記」のように上手く使うと独特な位置を獲得出来る代わりに、扱いが難しいものだと思います。が、是非とも使いこなしてほしい・・・というのは過大な期待でしょうか?w でも、この一話では実に上手く機能してたと思います。
 また、開始直後に説明がほとんどないのも、かえって自分には好印象でした。「もう分かってるよな?」って感じでw こういうところも、架空戦記の形式、お約束、そういったものを上手く使ってるように思います。先日話題になったRAP_の「再生数が72ぐらい増えるかもしれないノベマス講座」には、先述の「形式を満たすことが作品の目的となる危険」の観点から死ぬほど言いたいことはありますが、「とにかく動画の最初で勝負しろ」という点では、この動画は成功してます。ただし、それは「この動画は面白いぞ!」という要素を盛り込むことではなくて、いきなり動画の本編が始まるので、「説明」や「ツカミ」だけ読んでさようならということがなく、最初から「本編」を見ることができたため、「本編」の面白さに引かれて見続けることができたということです。この点では、やはりオーソドックスで他の動画とアイドルの役割などの基本構造がほとんど変わらないため、最初の「説明」がはぶけたという点が強かった。もちろん、それが「個性」を殺す可能性を常に秘めているというのはその通りです。ただ、この動画では成功している。
 そらから広告コメにも書きましたが、台詞の文字数はサザエPのように少なめで、その代わりやや早めの文字切り替えで軽快に進みます。これもテンポが良くて気持ちよかった。初見の時は、若干、ほんの若干ですが、シークバーの真ん中を越えた辺りで「ダレ」を感じたようにも思ったんですが、今見直す限り、これといって冗長な描写はありませんから、何か自分の感情の波の問題かもしれません。

 こんな「普通の」架空戦記になんでそこまで? って思うかもしれませんが、いや、なんかいいですよこれw 派手な要素は何一つありませんが、春香の言動や、律子と真の不和と和解には何か伏線じみたものを感じるので、先のことを考えながら作っているような感覚があります。たとえば16世紀の後半では、イギリスやオランダが株式会社などの投資システムの発達によって海の向こうへと「一攫千金」目指して乗り出して行く時に、イタリアの都市国家は国内投資が中心で内向きだったため、大航海時代と植民地経済に乗り遅れ、経済的に没落していきました。それがいいことか悪いことかは置いておいて、春香の言動には何かそれと絡めてシナリオを展開するのかと思わせるところがあります。そして、私なんかは、そこに期待してしまうんですねw かわづPのマイリスは伊達じゃありませんw
 とにかく、のびのびやってほしいと思うばかりです。
スポンサーサイト

コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL

Copyright © 白雅雪blog. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。