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Emblem For you! 第25話 突然の暗闇とあふれ出す感情(後)(1)(2)
 ソシアルP
 
 

 ソシアルPは本当にすごい人です。ゲーム画面もよく作り込んでくれる人なんですが、何よりこの時代に、紙芝居部分でここまで出来るのは本当にすごい。
 この作品での紙芝居は、絵としての画面はほとんど「背景」のように扱って、文章と音楽を中心に物語を組み立てているように思います。まあ、それは純粋紙芝居の基本でもあるんですが、音楽の配置にマクロな視点があるというか、「最初はこの音楽で、次にここで抑えて、最後にこれでオチを付ける」というような、単なるBGMの「切り替え」よりもう一歩踏み込んだ、構造的な視点があると思います。
 また、(2)の1:06、デルムッドの台詞でBGMが切り替わりますが、ここではまだデルムッドが面白いことを言ってないのにBGMが先に切り替わっています。しかし、普通は、たとえば庭上げPのIDOL大戦?第1話の8:13のように、ギャグ的な台詞が表示されるのとほぼ同時にBGMが切り替わるタイプのものが多いように思いますから、自分は見てて「お?」と思いました。このようにBGMが先行して切り替わるのは、ギャグ担当のキャラが登場したり(先ほどのIDOL大戦第1話では3:23からの千早の登場など)、あるいは何かキャラの「モード」が明示的に切り替わる時が多いと思います。この(2)でもデルムッドの「モード」は確かに切り替わっているんですが、1:06の台詞はデルムッドの「モード」の切り替えを明示してはおらず、音楽でのみそれが表現されているところが面白いと思いました。コメントに「嫌な予感が」とありましたが、突発的にギャグを挟むのではなく、あえて音楽で前置きをしてからギャグをやるのも、多彩で面白いと思ったわけです。
 あと(1)の方では台詞に詩的な表現が目立ち、これはテンダスPなんかを想起させました。E4Uが最初からこうだったのかはちょっと確認する時間がないんですが、この作品はだんだん台詞に込められた意味というか、効果というか、そういうものがシリアスかギャグかを問わずに濃密になっているような感覚があり、それは音楽との合わせ方などによるものかもしれませんが、台詞を読んだ後、目を閉じて深く息を吸ったりすることが増えたように思いますw いとしいさかなPのような、温かさや滋味に溢れる香り立つような文章とはまた別の、極めてゲーム的で、いい意味で単純かつ平易な文章なんですが、そこにこれだけの意味や、語り手であるキャラの背景を感じさせる「物語」を含ませることが出来るというのは、これもまた一つの「文章力」であると確信する次第です。
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