iM@S架空戦記を中心としたニコマスの感想サイトです。

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娘がアイドルになると言い出した。
 すっきりぽんP
 

 私はこの動画のノリにも、すっきりぽんPのノリにも、100%の同調は出来ませんが、すっきりぽんPというのはもう「達人」のなん域だなあと、彼の作品を見る度にいつも思います。他のノベマスPの動画や文章には当然のようにある「傷」や、「ミス」や、「引っ掛かり」みたいなものが、全くありません。文章も動画も、さらさらと風のように流れて行って、それでいて水のように、しっかりと心に染み入って残ります。
 もちろん、すっきりぽんPといえども神様ではないので、極め残している芸の「余白」が、当然まだいくらか残っているんでしょうが、視聴者の私からは、これ以上の領域というのは、ちょっと想像することさえ困難です。また、庭上げPのようなエネルギーで持ってくタイプでもなく、糸冬PいとしいさかなPのような理知的な視点を感じるわけでもなく、なんというか、芸術とか文化とかいうよりは、どちらかというと「芸」ですね。上手くは言えないんですが、この動画を見ていると、そんな気がしました。

 また、この動画の大半が、立ち絵と文章だけで構成されていることは、注目に値します。この「立ち絵・文章・音楽」というのが、当然ながら紙芝居動画の基幹となる三要素なわけですが、この動画では台詞ウィンドウまでとっぱらって、この3つに思いっきり焦点を合わせているように見えます。まるで「受け取って欲しいのはその3つなんだから、他の物はいらん」とでも言うかのようです。これはある意味で「無駄のそぎ落とし」なんですが、ここではフォントの美しさや、意味の濃い歌詞が、動画の情報量を増やすことで、作品が骨と皮だけになるのが防がれているようにも思います。
 しかし、これが出来るのは、作者がそこそこ文章や立ち絵の選択に自信があるからだとも思いますw 「表情がいい」というコメが沢山あった通り、立ち絵と文章の組み合わせが生み出す感動というものを多くの人が受け取ったようですが、ここまで立ち絵を大きく表示するというのは、やはり「この表情を見てくれ!」という意図があってのことでしょう。それが嫌味にならないのは、きっと「人徳」に違いありませんw
 一方で、いくつかの表情はコミュなどで見慣れたものであって、そこから意味を掘り起こすというか、書き加えるというか、暖炉に新しい薪がくべられたような、暖かい感動があります。G様Pの『No Life Queen』のような求心的な作品とは正反対の、まさにニコマスの王道を行くタイプのノベマス作品ですが、ここまでやってくれると、温もりある作品の向こうに、何かノベマスに対する求道的な作者の姿勢すら感じてしまいそうになります。
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