iM@S架空戦記を中心としたニコマスの感想サイトです。

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アイマス借りてきた その3 後編
 無免許P
 

 すごいですね。文字通り引き込まれます。こんな作者がニコマスという狭い場所で動画を作っているのはもったいないようにも思います。自分はただただ「ニコマスって素晴らしいよね」と全肯定することは出来ないので、そういう側面は常に感じます。「ニコマスだからこそ、この作品が生まれたんだよ」という決まり文句も、敢えて使いません。そういう言葉は、時に作者の努力や天分を安易に矮小化しすぎるきらいがあるからです。しかし、今はただ、この作品と出会えた「この場所」に感謝する他はありません。

 3:02、音楽がフェードアウトした後に発せられる律子の言葉。私は作業しながら動画を見てたんですが、このシーンで凍り付きましたw あとは動画の最後まで、息を呑んで見続けてしまいました。
 4:45辺りからの、なかなか振り向かない春香。すごい「タメ」ですねw しかし、しっかりと間が計算されてるので、ダレません。振り向いた時、自分は笑顔を予想してたんですが、あえてここは外し、スッと話の中に入って行きます。このシーンではBGMの関係もあって、自分は『女神異聞録ペルソナ』の雰囲気を思い出しました。
 9:54の停電では、これもまたかなりビビりましたw 全体に抑えた雰囲気になっている上に、見てる側は集中して見てるので、この程度の演出でビビッてしまうわけですw
 春香の『my song』以降は、描写が極端に抽象的になり、台詞も錯綜します。具体的な世界設定や「真相」は分かりませんし、分からないようにしているのでしょう。美希の「春香の、バカ…」という言葉は大きなヒントになりそうですが、春香が今まで通り「バカ」なことをやったのか、今回だけ今までと違う「バカ」をやったのかが分からないので、結局堂々巡りです。まあ、私はアガサ・クリスティーの作品なんかでも、作者に騙されるのがむしろ快感という方なので、これは最後まで見る他はありますまいw

 この作品は明らかに再生数が内容に釣り合っておらず、その点だけはなんとしても残念ですが、動画の方向性がニコ動やニコマスのスタンダードから少し外れていることは事実でしょう。見ていてコメを書き込むのがはばかられるような雰囲気が、この動画にはあります。動画が動画自体でほぼ完成しており、コメントの存在を必要としないのです。だからコメを書き込む時、何か大理石の像に落書きをするような罪悪感があり、やはり作品の位置づけとしては、ニコマスの中心からやや離れた場所にいる気がします。
 この作品は、いわゆる「動画を介したコミュニケーション」を提供するものというより、やはり20世紀的な意味での「作品」なのではないでしょうか。つまり手段ではなく目的であり、この作品は、この作品で盛り上がるためではなく、あくまで自己を「鑑賞」されるために存在しているわけです。そんな当たり前のことが、ニコ動では珍しく感じます。

 「アイドルと私」「アイマスと私」を題材にした作品は沢山ありますが、この作品が描こうとするのは、「アイマスと世界」なのかもしれません。意外とこの分野に興味がある人は少ないようですが、私は非常に価値ある試みだと思います。
 問題はここまで広げた風呂敷を畳みきれるかどうかですが、なんとか頑張ってほしいとしか言いようがありませんw
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あ、どうも初めまして。無免許Pです。

挨拶が遅くなりましたが、
私の動画を何度も取り上げて頂いて、本当にありがとうございます。
毎度毎度、長い動画で視聴に苦労したかと思います。

前々から、感想の方を読んではいたのですが、
コメントするタイミングが思いつきませんで、ラスト一歩前という、
微妙なところでさせて頂きました。

正直なところ、なんで動画がこんな方向に来たのか自分でもわかってない、
というのが本音なのですが、だいたい私のプロットもどきのせいです。
その2後編から、良い意味であきらめました。

と、まあ、オチはこのままズズイと行ってくれると思いますので、
よろしければ、お付き合い下さい。

それでは。
無免許P | URL | 2010/04/27/Tue 22:54 [編集]
 はじめまして! コメントありがとうございます。

>毎度毎度、長い動画で視聴に苦労したかと思います。
 シリアスというか、ホラーというか、なんとも言えませんが、この不思議な雰囲気の方では、「ダレ」や「動画の長さ」を感じた記憶がありません。息を殺して動画を見守るばかりです。今回も一瞬でした。
 ということは、逆に言うと…なんですが、今は言いませんw 今は、そのまま突っ走って、突っ切って、走り抜けちゃってください。下手に「意見」なんて耳に入れるべきでないでしょう。その必要がある方だとも思いませんしw
 
>その2後編から、良い意味であきらめました。
 このところの演出がどこまで後から意味が通るのかが不安な一方で、この「崩壊感」というか、微妙に破綻してる(ように見える)感じが、素晴らしく快感であることがあります。マーラーの交響曲第9番みたいな感じでしょうかw 今回の「終わっていく」感じも、よく出てたと思います。これが上手く行ってるということは、壊れる感じが出るほど、この動画内に「世界」が生まれていた、あるいは我々がそれを感じていたのだと思います。

 視聴者として、当然、最後まで着いて行きます。
 是非、この物語の終わり、この世の果て、あるいは始まりを見せてください。
 期待しておりますw
gase2 | URL | 2010/04/28/Wed 21:34 [編集]
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