iM@S架空戦記を中心としたニコマスの感想サイトです。

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高橋進氏のテープ購入
 ネット通販で、宝生流の往年の名人、高橋進氏のカセットテープを買いました。場所はここです。
 相変わらず完全に喉が潰れており、「能の謡を聞いてみたい」という人には勧めにくいことこの上ありませんが、やっぱりいいですね。何がいいとは言いにくいんですがw
 ただ高橋先生は、結構謡のテンポが早くて、私はそれが好きですね。能というととにかく「遅い」というイメージがありますが、能の名人は、意外にも飛ばす所では飛ばす人が多いです。それが気持ちいいんですね。
 あと、昔近藤乾之助さんが、「高橋進先生が地頭をやると、一緒に謡ってて口が開いてくる」と本に書いてたんですが、あれは本当だと思います。高橋先生のテープを流しながら一緒に謡うと、何か姿勢やアゴがキマってきて、腹の中から声が出る気がします。・・・「気がする」だけですがw

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 ひるがえって、ニコマスのMADやノベマスなんかも、体系的に教えてくれる人はほとんどおらず、多くの人は見よう見真似で他人の作品を真似する中で、作品づくりを覚えていくと思います。私はあれがいいと思いますね。
 能なんかでも、楽譜にあたる「謡本(うたいぼん)」というのがありますが、当然、能を習い始めた頃、私はあれが全く読めませんでした。それで、自分の先生がテープに吹きこんでくれた謠の録音を何度も聴き、ほとんど耳コピだけで練習してました。すると、能を習い初めてから3度目の練習だったかで、一番能にうるさいサークルの先輩が「○○くん(私の名前)、上手すぎでしょ」と言ってくれたのを覚えていますw あれは感動でしたね。
 が、その後・・・謡本が読めるようになるに従って、私は一時、勝手気ままに謡うようになっていきました。楽譜に書いてあるのを、自分でアレンジして謡う、という感じになったわけですね。すると、今だから分かることですが、それから数年間は、最初よりずっと下手になってしまいましたw 私本人は、上手くなったと思ってたんですけどね。「楽譜通りやってるし、俺なりの考えでやってる」と思ってたわけです。でも、全然そんなもんじゃないんだな、というのは、一度能をやめてから気付いたことでした。
 たとえば、最初の頃に耳コピで覚えた曲は、後から記憶どおり謡ってみると、ちゃーんと合ってるものなんですw むしろ楽譜通りやってると思ってたのが、実は楽譜の読み間違いで、間違ってたりする。先生の口から出た音通りの物が、自分の口からも出ればいいわけですから、耳コピというのは、意外にも合理的なのかも、と思ったりします。だから、今では録音に疑問な部分があっても、そのまま覚えることが多いですね。

 高橋先生の謡に合わせて謡ってると、支援動画を作った時のような快感があります。大きな力に身を任せているようなw
 MADというのは、自分以外の、色々なものの力を借りて作るものだと思います。武道には「借力」という言葉もあり、日本人はこういう、「大きなものの力を借りる」というのが好きなんじゃないでしょうかw 真似をしたり、技を盗んだりするのも、その一環なんだと思います。北斗の拳で言えば、「激流に身を任せ同化する」というヤツですねw
 自分も能楽やニコマスの作り出す、大きな力の一端を、少しでも借りられるようになりたいものです。
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