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アイドルマスター 春香、君だけ。
 木っ端っP
 

 非常に綺麗にまとまったPVです。あまりにも綺麗にまとまりすぎて、荒々しい部分もあった方が好きな私には、ちょっと物足りない所もある作品です。ただ、その分、動画が終わった直後に、フッと、何かこの不足を補おうとするような心の働きがあるのを感じますね。そこを考えると、結局は、しっかりと個性ある作品になってます。

 以前、twitterで『樹海の糸』の話をしてたら、じゃんP本人が少しお話をしてくれて、その中で「踊らせない」のが大変だったと聞いて、「なるほど!」と思ったことがあります。確かに『樹海の糸』では、ダンスのモーションを使って、いかに「踊らせないか」が試みられており、それは取りも直さず・・・「アイドルでない春香」を描くのに必要だったんだと思います。「踊っている春香」は、アイドルですからね。
 そして何より、踊っている春香を、踊らせないことに意味があるわけです。ただ、これ以上は面倒な問題に深入りするので、ここら辺でやめておきましょうw 春香について色々考えたことがある人なら、ここから先は、それぞれ一家言あるはずです。

 さて、この動画でも、春香はほとんどのシーンで、ダンスのモーションを抜き出しているにも関わらず、踊っていません。しかしだからこそ、1:03からのダンスが生きるわけです。逆説的ですね。このシーンまでは、ほとんどの春香は、いわば「止められて」いるわけです。それがサビと同時に「動き出す」と。だから盛り上がるわけですが、実は春香は最初からずっと「動いていた」わけです。ここに静と動の楽しみがあります。
 これを「踊る・踊らない」の面から考えれば、また別のことも言えます。1:03までの春香はほとんど踊っていないわけですが、1:03からは踊り始める。しかし、これらは全てダンスモーションですから、実は春香は、一度もダンスをやめたことはない。最初から最後まで、彼女は「踊り続けてた」わけです。・・・なんとも示唆的じゃありませんか?w

 閉じた空間に配置された時の春香の存在感とか(0:22や0:44など)、0:29からの歩行モーションの扱いの上手さ(元のモーションは、こんなに自然に歩くモーションではない)とか、あとは私は「踊る・踊らない」の面で単純化しましたが、実はコミュやノベマス用立ち絵(とおぼしき物)も積極的に挿入するなど、他にも語り倒そうと思えばいくらでも出来る作品ですが、今はこれくらいで終わっておきましょう。
 最も「普通の女の子」であるはずの春香が、これほどまでにアイドルとの二面性によって引き裂かれ・・・しかしそれゆえに、本質的にはアイドルとして描かれる。踊らない春香は、踊り続ける春香である。
 そんな「春香って何だろう?」という問いかけを含んだ、あっさりした中に深いものが残る作品だと思います。
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