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上位世界の表現と夢の終わり
 今日は県立の図書館で勉強してきました。勉強はかなり進んで嬉しかったんですが・・・これ平日の進み具合ひどすぎますね。何らかの改善が必要かもしれません。9月は車検の季節なので、仕事が忙しくなるんです。まともに勉強できるのは、8月までかもしれません。

 あと、択一は何とかなるとして、記述式は結構応用的ですね。弁理士の記述問題ほどではありませんが、ちゃんと練習しておかないと何も書けません。一刻も早く択一を一通り終わらせて、記述の練習にも取り掛かりたいですね。

 模試は色々見たんですが、どれも日程が直前すぎる上に、開催地が都会ばかり・・・ううっ・・・加賀百万石の栄華は既に昔のものなのねっ。資格の大○さん、富山に学校があるのになぜ金沢にないんですかっw 
 ま、多分富山まで電車で行って、泊まりがけで模試ですねw

 以下、上手くまとまりきらないので格納します。
 昨日の収穫は爽快Pと、もう一つ、戦国アイドルマスターでした。
 自分は世界史系架空戦記が主戦場であり、戦国系・三国志系は苦手なうえ、途中で見るをやめてしまったものも多いです。見る側として「完走」できたのは、戦国系では『伊織幻戦記』、三国志系では『曹操がプロデュース業?』しかありません。

 しかし、この『戦国アイドルマスター』は素晴らしいですね。私が見た38話では、特に律子の描写がよかったです。律子はどうしても記号的な「キャラ」として扱われやすいキャラですが、結構深い部分にも踏み込んで描かれており、「キャラ」から「人間」としての属性へ傾いている感じです。

 演出の無駄のなさ、緩急なども素晴らしいのですが、自分が気になったのは並行世界、あるいは上位世界と見られる存在の表現です。いや、この動画でそれがマズいというのではなく、この動画を見ていて、「こういう上位世界ってなんだろう?」と思ったわけですね。
 
 誰もが思い浮かぶのは、やはり「相対化」という言葉でしょうね。主な舞台となった世界を、さらにメタ的に見下ろす世界を登場させることで、物語を相対化する。あるいはもっと詩的な表現を使うならば、物語が所詮は「夢」であることを明示するということでしょう。

 能でも半分以上の曲は、実は「夢オチ」の話です。前半は現実世界なのですが、後半は何か幻想的な世界が展開され、最後に「気が付いたら目が覚めました」で終わるのです。正直言って、このブログを読んでいる皆さんが能のシナリオを知ったら、「工エエェェ(´Д`)ェェエエ工」になると思いますw  謡本(うたいぼん)という能の歌詞を書いた本があるのですが、二十数ページに渡って延々と物語をやったあげく、最後の二行で目が覚めて終わり、などよくあるパターンです。
 で、これはお客さんを現実の世界に引き戻し、夢から醒めた状態で家に帰してあげる・・・のかと思ったらそうでもありません。能では「拍手すること」がマナーとして原則禁止になっており、お客さんは能を見た後、夢とも現ともつかない心境で、余韻を楽しみながら家路をたどるのを楽しむとされているのです。
 結局、お客さんは夢から醒めたくないのかもしれませんね。

 ひるがえって、現代の創作でも、この手の上位世界の描写は嫌われることが多いです。
 一番有名なのは、やっぱりエヴァンゲリオンでしょう。庵野さんはひたすらに「お前ら、目を覚ませ!」と叫び続けたわけですが、それは冷笑をもって迎えられ、お客さんは「俺たちに夢を見せ続けろ」と言って、監督に石を投げたわけです。
 現代における、この作者と視聴者の間のギャップは何なのでしょうか? これは現代の大衆文化において、とても重要なテーマだと思うのですが、議論が卑近にすぎたり、晦渋すぎたりして、あまりいい文章を読んだことがありません。

 自分は作品を作る側から離れて久しいので、これといった提言は出来ませんが、「視聴者が納得してくれる」のが正解であるとするならば、私に言えることはただ一つ。それは、「視聴者の目を覚ますな」という一言に尽きると思います。

 ***

 私は以前、『ブレヒトの異化効果』というエントリを前半だけ書いたのですが、以上の議論が頭に思い浮かび、後半が書けなくなってしまいました。糸冬Pの幻戦記における時空管理局等の存在が、この異化効果にあたるのではないかと思いついてから、議論が複雑になりすぎ、執筆の継続を断念したのです。

 果たして室町時代、大衆が能を楽しんでいた時代に、「あ、これ、夢でした」で済まされて、観客は怒らなかったのでしょうか? それとも、エヴァのファンのように、どよめいたのでしょうか?
 そして、演じ手のほうはどうだったのでしょう。怒ったファンを見て、「これでよいのだ」と思ったのかもしれません。「いつまでも夢の中にいてはいけないのだ」と。あるいは、「全ては夢なのだから、いつかは覚めるのだ」ということなのかもしれません。

 自分の実力不足につき、話がまとまりませんが、この議題は懸案として、今日はここまでとさせていただきます。
 みなさんの「夢」に対する考え方はどうですか?
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奇面組のことかー(AAry
れぽうp | URL | 2009/07/27/Mon 22:47 [編集]
 今Wikipediaで見てきました! ええー! この作品にもそんな設定あったんですね。アニメ見てた時、子供すぎて全く覚えていませんでしたw
gase2 | URL | 2009/07/28/Tue 00:31 [編集]
想定内のレスなのに想定外のダメージ(´;ω;‘)オッサンダモノ

>現代における、この作者と視聴者の間のギャップは何なのでしょうか?

視聴者側:
視聴者は貴兄の言われる「夢」、妄想、仮想世界、非現実を逃避先として選ぶ。
その際、そこから引き戻されるのは物語の継ぎ目や終わり、所定の時間だけにしてほしいと願っている。
ところが作者が物語の中で引き戻すと2つの点で問題となり、不快になる。
1、先述の引き戻しのタイミングより早く戻されてしまう。
2、物語の作者がその世界に引き込んでおきながら”勝手に”引き戻す。
それは作者自らの世界の否定や創作力の限界からくる敗北宣言に他ならないように見える。

という風に考えております。
れぽうp | URL | 2009/07/28/Tue 10:59 [編集]
拙作を最終回まで視聴いただいたとは。とても嬉しく思います。ありがとうございました。

「何故アイドルがタイムスリップさせられて天下統一に挑まねばならないのか?」という当然の疑問に対する自分なりの回答で云々、と真面目にこたえるのがいいのか「思いつくままに描いたらご覧の有様だよ!」と笑っておいたほうがいいのか、かなり迷います。

この件についてはホント、自分のブログででも語り倒したいぐらいなのですが、間違いなく大多数の視聴者の方々にとっては、裏設定を表に引っ張ってくるが如きの開陳なんて望んでいないのは確かなんですよね。
糸冬 | URL | 2009/07/28/Tue 21:26 [編集]
■れぽうp(さん)へ

>オッサンダモノ
 いいじゃないですか!w アイマスのコミュニティや架空戦記が面白い一因は、ある程度の年齢の高さだと思ってます。成熟してる人が作る・見るから面白いんだと思いますよ。

>1、先述の引き戻しのタイミングより早く戻されてしまう。
>2、物語の作者がその世界に引き込んでおきながら”勝手に”引き戻す。
 この二つを単純に総合すると、「物語の終わりは自分で決めたい」、私のたとえでいえば、「自分の意思で夢から覚めたい」といったところでしょうか?
 私なんかはわりと作者に委ねちゃうほうで、アガサ・クリスティの作品なんか読んでても、作者にいいように騙されるのが快感、みたいなところがあります。
 ただ、自分はこの「世界の複層化」とでもいうのか、そういうものがどうも現代特有のものに思えてしまって・・・何か「神が死んだから」とか、より現代的なテーマの答えが欲しいと思ってしまうんです。
 この問題が創作にまつわる普遍的なものである、という確証があれば、れぽうpさんのような論旨で完全に納得できるんですが・・・。昔の芸能である能に関しても、自分の知っている範囲では、単なる「夢オチ」の範囲を出ないように思います。
 この件については、「まだ何かある」ように思えてしまうんですね。ま、自分の思い込みかもしれません。あるいは、私の手に余るのかもしれませんねw
gase2 | URL | 2009/07/28/Tue 22:13 [編集]
■糸冬Pへ

>最終回まで~
 もちろんです! 私が見始めた時には、確か投稿は全て終わっており、サルのように数日で見終えた記憶があります。そして、もう一回全部見るつもりですw
 ただ、世界史系架空戦記に慣れた自分から見ると、最初に動画を見た時は、正直コメの沸点が若干低いように感じて、ちょっと怖かったですw

>「何故アイドルがタイムスリップさせられて天下統一に挑まねばならないのか?」という当然の疑問に対する自分なりの回答~
 いやー、この言葉はそそられますね、無責任な視聴者の立場からだとw
 物語を語るのに、理由がいる時代なのかもしれませんね。アイマスクエストとかを見てると、視聴者のほうは「理由」なぞ大して気にしてないようですが(私もそうかもしれません)、しかし作者としては・・・。
 しかしその物語の「リアリティ」という観点から言うと、ハードで硬派な立志伝・幻戦記の内容と、あの驚天動地の「理由付け」は、相反するようでいて、実は一つの「リアリティ」を貫いた結果・・・というのは深読みのしすぎでしょうか?w
 いずれにしろ、これ以上の議論は、もう一周してきてからですね。
gase2 | URL | 2009/07/28/Tue 22:42 [編集]
完結から一年以上経って、あの時のアレは実はこういう意図があって、というあたりの事も話せるのではないかと思います。
また、2周目が終わった時にでも呼んでいただければ幸いです。
糸冬 | URL | 2009/07/30/Thu 22:04 [編集]
 ええー!? 本当ですか!? ひょっとして、自作を語っていただけるんですか・・・?
 これは幸せを通り越して純粋な驚きですw ブログ始めてよかった・・・w

 でも、ご自信のブログで大々的に記事にするわけにはいかないんですか? 連作で自作を語るような感じで。
 もし、この辺境ブログのコメント欄で私の記事に関する範囲で語っていただけるという意味なら、あまりにも・・・もったいないですw
 でも、「十面埋伏陣」のほうで語ると、反響の問題があるのでしょうか。
 
 まあどんな形になるにしろ、期待せざるをえませんねw
gase2 | URL | 2009/07/30/Thu 22:44 [編集]
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